坂の上の家 | House on hillside

所在地:
用途:
​工事種別:

延床面積:
​施主:
設計・監理:
構造コンサルティング:
​施工:

北海道登別市
住宅
新築

84.89㎡ /25.68坪
個人​
ヤマシタ建築計画
山脇克彦建築構造設計
有限会社協和ハウス

外観 | Exterior

1階内観 | 1F interior

2階内観 | 2F interior

アウトドアを趣味とする夫婦のための住宅です。

主な要望は「庭にテントを張るなど、アウトドアを楽しめること」「海を望む景色を楽しみながら生活できること」の2点。

住宅地の中にありながら、庭や景色といった外部環境を楽しむことが如何に可能かということが設計における大きなテーマとなりました。

検討を重ねた結果、寄棟屋根の建物を上から斜めにカットしたような形の家ができました。

カットした面にあたる斜めの外壁面には開口部を大きく設け、室内と外部環境とを融和的に繋いでいます。

敷地は北向きで、周りは家や擁壁などに囲まれていました。

ここに四角い家を建てると、庭は構造物に囲まれた隙間のような空間になってしまいます。

この家の形状によって、庭が住宅地の隙間として在る場所ではなく、活き活きとしたポジティブな空間として立ち現れます。

室内は庭に面する吹抜を介したワンルーム空間となっています。

1階にはダイニング・キッチンを配しています。

天井を高く取り、床を土間として外部と連続させており、人を迎え入れるなど活動的に使用できる場です。

2階はラウンジや書斎、寝室といったプライベートな場です。屋根形状に沿って、街や海に向き合った空間となっています。

 

1階では大地と連続的に繋がり、2階では海と空と街並みとに視界が開かれ、

それらの刻々と変化する運動を明々と感じ取ることができます。

このように、周囲を取り巻く世界のダイナミズムの中に自らを位置づけ身を置くことで

そこから人間にとって本質的な安らぎや活力を与えてもらえるように思います。

そんな豊かな生活の可能性をこの家の、この形の中に宿しました。